私たち日本人にとって「憐み」という言葉は「同情」と同じ意味合いをもっているので、「愛」という言葉ほど頻繁に口にすることはないように思います。今回のテーマにこの箇所を取り上げた教皇の真意は何だろうという問題意識を持ちながら、「世界の若者たちと出会う巡礼の旅に出よう」と呼びかけたいと思います。
しかし、様々な事情により現地へ巡礼に行くことができない若者が多くいることも事実です。この度、日本各地で有志の若者によるWYD最終日の「教皇派遣ミサ」のパブリックビューイングが行われることになりました。非常にすばらしい取り組みであると思います。派遣ミサに共にあずかる喜びを、より多くの方たちと共有できることを願っています。
青少年司牧部門 責任司教
パウロ郡山健次郎