新司祭と神学生ニュースレター【4/8更新‼】
司祭二年目 ミカエル 山頭牧夫
2025年4月号
2026 4月 メッセージレター 「初心者」
だいぶ暖かくなり、布団を蹴飛ばして風邪を引きそうになりました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
先日、長崎の浦上教会に行ってまいりました。同級生の叙階式に参列するためです。廣田学新司祭が誕生しました。私より一回り上の世代である廣田司祭。共同生活も勉強も、様々な苦労が有ったのではないかと思います。
新司祭のお礼のスピーチが印象的でした。「最初、自分の力でやっていけるだろうと思っていました。けれど、すぐにそうじゃない事が分かりました。助けてもらわないとどうすることも出来ないんです。この事を何度も痛感しながら、ここまでやってくることが出来ました。」
心の底からの言葉のように感じました。ある程度、経験、年齢を重ねてから新しい場所に来て、勉強を始めていくには大きな難しさが有ったはずです。それでも、助けられながら、その実りの時を迎えることが出来たことを嬉しく思います。これで同級生の7人が全て司祭叙階を受けました。力を合わせ、励ましながら歩んでいきたく思います。
同級生の司祭たちと近況を報告しながら、お祝いの席についておりました。その時に「生活に慣れたか?」との話題が上がりました。何の気なしに「生活にも慣れたし、ミサも最初程にガチガチには緊張しなくなったよ。」そう答えました。すると同級生の中で、いつも冷静で温厚な司祭から思いがけない言葉を頂きました。「本当にそれでいいのか?慣れてしまって良いことなのか?」
少々驚きましたが、考えてみると確かにそうです。落ち着いてミサ与る事は確かに悪いことではありません。しかし、ミサに対しての感動が薄くなってしまっているならば、それは本当に善いことなんでしょうか。
恐らく違うはずです。悪い意味で「慣れ」を感じてしまう、怖さのようなものを感じました。私たちが一番大事にしていることなのだから。いつも良い意味で緊張感をもってミサに向かって行く必要があります。
叙階していただき一年が経ちました。初心者マークを外す時期を迎えました。けれど、イエス様が命をかけて下さる、このミサに対して、いつまでも初心を大切に向き合っていく所存です。これからもよろしくお願いいたします。
イエス様の十字架と、復活に感謝を捧げながら。
2026年3月メッセージレター
さて、早いもので司祭叙階を頂いて1年が過ぎようとしております。振り返ると、この一年は本当に色々なところに行かせていただきました。このようなことが出来たのも主任神父様のおかげです。本当にありがとうございます。来年度はたくさん仕事を下さいませ。
一年経ち、新司祭という初心者マークはそろそろはずして良いのでしょうか。二年目となりますので「分かりません」とは軽々しく言えなくなることに、少々の緊張感を感じてもおります。
感謝と祈りのうちに。
ニュースレター2月号
さて来月は3月です。私が皆様に叙階していただいてもう1年が経とうとしております。時間の流れの速さに、たまに愕然としてしまいます。当の私と言えば、いまだに「新司祭」と名乗って各地にご挨拶に出かけております。
そんな折、嬉しい知らせが届きました。福岡大神学校に入った時からの同級生が、この度3月に叙階の恵みを頂くとの事でした。彼のこれまでの歩みや、悩み等を知っておりますので、素直に嬉しく思います。彼、そして私たちがイエス様の弟子としてしっかりと歩んで行くことが出来ますように。イエス様は私たちを条件や資格を持っているから、弟子にされたのではありませんでした。
イエス様は自分のそばに置くために弟子たち、私たちを選んでくださいました。私たちが完成されているからではなく、私たちが完成に向かっていく為なのです。
私たちの完成とは神様の呼ばれる所に、イエス様と共に歩んでいく事にあります。自分の力不足に不安になる事が、これまでに沢山ありました。力不足な事や、罪に傾く弱さに出会うことは無くならないかもしれません。それでも私たちの所に来てくださるイエス様、私たちをそばにおいてくださるイエス様に信頼を置きましょう。「正しい人を招くためではなく、罪びとを招くために来た」と言われるイエス様に信頼して。
大分教区ニュースレター 1月号
明けましておめでとうございます!めでたい事は何度言ってもいいですね。だいぶ気温
は下がっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は先月インフルエンザにかか
り、周りを恐々とさせてしまいました。やはり健康一番、元気が一番なことを痛感した次
第です。
さて、今年はどのような一年にしたものでしょうか。皆さまにも各々の新年の抱負があ
るのではないでしょうか。私としては、これまで行っていることの継続と、少しでもお役
に立てるように、自分に与えられていく勤めを果たしていく事を抱負といたします。
さてクリスマス、ご公現と私たちのところにイエス様が来てくださいました。いま私た
ちはいま何を大事にしているのでしょうか、何を拝もうとしているのでしょうか。拝むと
いう動きは本来、自分を超えたもの、神に向かうべきもののはずです。
拝む対象が、自分にとって都合の良いもの、自分の欲を満たすものとなるときに、私た
ちは道を間違えてしまいます。私たちに命を与え、私たちを助けてくれる人とのつながり
を与えて、私たちを支えてくださる神様。この方は私たちと共に生きることを望まれまし
た。共に歩み、苦しみ、死ぬ時も一緒にいようと望まれます。そして復活の命に導こうと
されます。
このためにイエス様が来られました。
この事に感謝し、信頼して、新しい一年を歩んでいきましょう。イエス様と共に。アーメ
ン。
ニュースレター12月号
2025年 メッセージレター11月号
最近まで日中は夏日になっていたのですが、先日は窓を開けて寝ると風邪を引いてしま
いそうになりました。皆様の体調はいかがでしょうか、あまりに遅い季節の移り変わりに
、色々と心配になるこの頃です。
さて、今月は死者の月です。月頭の「諸聖人」の祭日、続く「死者の日」の中で、私た
ちは祈りをささげていきます。私も天の国で祈りを取り次いでもらうべき方がたくさんお
ります。そのなかでも二人の方の名前を挙げさせてください。浜口司教様と、中島健二神
父様です。長崎で、お二人にお世話になった司祭が集まるとの連絡を受けました。私もお
二方にはどれだけお世話になったか分かりません。お二人は、今年が司祭叙階50年になる
とのことです。
あまりに早い帰天でした。私はまだ何もお返しできておりません。お二人が天国で心配
する事のないように、しっかりとイエス様にしがみついて、私の頂いた召命を歩む所存で
す。どうぞ見守っていてください。
死者の月、私たちは死者に向かって祈り、同時に私たちの祈りを取り次いで頂けること
を信頼して祈ります。この私たちにとっても大事な時間を、祈りをもって過ごしてまいり
ましょう。私たちと、天に帰られた方々、すべての人たちの救いを望まれる神、この関係
を繋ぐのが祈りなのですから。
感謝と祈りのうちに
2025年10月号
2025 10月 ニュースレター
山頭 牧夫
朝のヒンヤリした空気に、ようやく秋めいたもの感じるこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。太陽はまだまだ元気そうですので、外での作業はお気を付けください。
9月の上旬に、九州青年キャンプに参加してまいりました。大分、福岡、熊本、佐賀から60名の青年の参加がありました。「信仰が難しい。」と言われるこの時代にも、同じキリストを信じる青年に出会えることは、嬉しく、そして頼もしい気持ちになります。また、ベトナム、韓国の青年の参加もありました。今そこにいる仲間と共に、教会が新しい歩みを始めていることが確認できます。これらの繋がり、動きを、さらに大きいものしたい。そのための私の仕事を思案しております。まずは、青年たちとしっかりと関わっていくことから始めていきましょうか。
そして先日、内藤神父様のお通夜に参列してまいりました。私は神学生の頃、大神学校の休暇を司教館で過ごしておりました。そのこともあって、内藤神父様と関わることも度々ありました。目が良く見えないという事は、大きなストレスだったのでしょう。私は想像することも出来ません。やりたい事が大きく制限されてしまう。内藤神父様が当初思い描いた司祭生活とは、大きく違っていたかもしれません。
そんな不自由さの中で生活していた内藤神父様に、この世での最後の挨拶をしました。
「どんな表情をされているのだろうか」と思いお顔を拝見すると、内藤神父様は安らかに、そしてうっすらと笑顔を浮かべておられました。生意気な物言いですが、「良かった。」との思いに満たされました。
確かに、苦しい時もあったはずです。それでも、人生の最後に笑顔でいることが出来る。共にいるイエス様への信頼、死からの復活への信頼によって、死への不安を乗り越えられていたように感じました。私もこのようにイエス様への信頼をもって、最後まで歩み続けていきたい。
何があってもイエスという希望にしがみついて、生きることを望みます。私がイエス様を離しませんように、そしてイエス様が私の手を離さないことに信頼しながら。
安部 純 神学生(大学1年生)
ニュースレター11月号
涼しく過ごせるようになったかと思えば、朝晩は急に冷え込み長袖を着ざるを得ない時期になりました。ローマ滞在時も少し肌寒い夜を過ごしましたので何だか懐かしく感じるところでもあります。
先月からローマ巡礼に関して皆さまに紹介していますが、今回は滞在中の食事についてお伝えしたいと思います。イタリアといえばパスタ・ピザが有名ですが、もちろん日本とは違います。ピザの形は丸ではなく四角で、パスタと聞いてほとんどの人が思い浮かべるだろう細長いスパゲッティ以外にも短くて太いショートパスタなど多種多様でした。またそのほとんどが生パスタなのでもちもちとした食感があるのも特徴です。ローマ滞在期間中朝食は宿泊している施設で、昼食と夕食は対象の飲食店やスーパーなどで使えるフードチケットでの食事でした。しかしすべての食事をフードチケットで済ませたわけではありません。対象の飲食店が混雑していたりしたときは自腹で別の飲食店を利用することもありました。それでもイタリアの美味しい食事を味わうことができたので本当に良かったと思います。
海外への滞在の際は共通して気を付けることの一つに水の問題があります。イタリアの水は硬水ですので普段軟水に慣れている日本人にとっては体質的に合わない場合があります。ローマでは至る所に給水所があり、そこでマイボトルに水を入れて持ち歩いていましたが、できるだけ軟水のペットボトルを買って飲むようにしていました。ただ日中はどうしても炎天下の中で動き回るのですぐに水がなくなります。私は給水所の水を飲んでもあまり問題ありませんでしたが、何人か体調を崩している人も見受けられました。それだけ水には気を付けた方がいいということが伝わればと思います。
今回の青年の祝祭で一番の出来事といえば、ローマ郊外のトール・ヴェルガータで行われた教皇レオ14世との出会い、前晩の祈りと翌日のミサです。次回はその様子をお伝えしたいと思います。間もなく聖年の集いが行われます。大分教区の皆さまがともに歩む教会のためひとつに交わることができるよう、積極的な参加をよろしくお願いします。それでは11月3日、延岡総合文化センターでお会いしましょう。
10月号 ニュースレター
朝晩が涼しく感じられるようになり、過ごしやすい季節になりました。季節の変わり目にあたり体調を崩しがちです。皆さま十分お気をつけください。
さて前月よりローマ巡礼の様子をお伝えしていますが、今回は日中の活動について紹介したいと思います。ローマ滞在中は基本的に教会への巡礼でした。4大バジリカ周辺は聖年の期間中、かなり混んでいます。そして青年の祝祭に当たり世界各国から多数の青年がローマに集まっていますので更に混雑していました。大聖堂に着いてもセキュリティーチェックがありますので、1時間近くは待つことになりました。その間は同じ聖なる扉をくぐるために並んでいる他国から来ている青年たちとの交流が盛んに行われました。そのため待ち時間もあっという間に過ぎました。最初私も勘違いしていましたが、聖なる扉は聖堂正面の扉ではありません。正面が聖なる扉になると基本的に25年に一度しか開かれないことになるため、どの大聖堂も一番端の扉が聖なる扉になっていました。聖なる扉をくぐる前には所定の祈りを捧げることになっていますが、聖ペトロ大聖堂に入るときだけはサンタンジェロ城下のピア広場からリコンチリアツィオーネ通りを進み、サン・ピエトロ広場までの700メートル程十字架を担いでの行列が行われました。扉をくぐり聖堂に入るとそこは今まで見たことがない神聖な景色が広がっていました。聖堂の中には多数の芸術作品もあり、一瞬教会なのか美術館なのかが分からなくなることもありました。もちろん教会以外にもスペイン広場やトレビの泉、コロッセオなど人気の観光地に行きました。そして一番の問題は地下鉄など交通機関も大変混雑していたことです。全員が乗れずに代わりの路面電車やバスで移動することも多々ありました。その分お金が掛かるのではないかとお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、そんな心配はありません。ローマ市の交通局が青年の祝祭の参加者に特別なパスを発行し、期間中は全線乗り放題という何とも素晴らしい制度がありました。それでも毎日かなりの距離を歩きました。気づいたら両足にマメができていました。しかし今思うとそれは巡礼の証だったのではないかと思います。
そんな日中を過ごしていましたが、皆さんも気になるだろうイタリアの食事については次回紹介したいと思います。間もなく聖年の閉幕まで数ヶ月を切っています。是非皆さんもこの機会に巡礼に行かれてみてはいかがでしょうか。
9月号 ローマ巡礼体験談
まだまだ暑い日が続いており、熱中症のリスクも高まっています。こまめな水分・塩分補給と休憩を心がけ、できるだけ涼しい場所で過ごすなどして暑さ対策を十分にしたいものです。
さて先日ローマで行われた聖年の公式行事、青年の祝祭の巡礼に参加してまいりました。教皇庁の発表によると最終日の教皇ミサには、世界各国から約100万人もの若者が集まったとのことです。私もローマ各地で様々な国の若者たちと交流することができました。イタリアは地中海性気候により夏は乾燥しているため、日中は暑いのですが湿気があまりないので滝のように汗をかくことがありませんでした。夜はむしろ涼しく肌寒く感じることもありました。念のため長袖を一枚持って行っていたので本当に助かりました。宿泊は当初予定されていた場所から変更となりローマ環状線付近のボランティア団体が運営する施設でのエアコン完備のテント泊となりました。この施設での宿泊は日本の巡礼団だけでしたので何も気にせずのんびりとした時間を過ごすことができました。夜は日中ローマ市街を動き回って疲れているはずなのに皆で集まって軽食を食べながら仲間同士の絆を深める交流会が毎晩のようにおこなわれました。にもかかわらず次の日はみんな元気なのです。
宿泊した施設でとてもありがたかったのは、施設の方が朝食の際にパウンドケーキとカモミールティーを販売してくださったことです。朝食はほぼ毎日同じでパンとジュースと水だけでした。それだけで足りるはずがありません。私含めほとんどの人たちが購入していました。しかもその収益はその施設で過ごす方々のために使われるとのことでしたので、少しでも貢献できればと思い毎日買わせていただきました。カモミールティーにはリラックス効果があるといわれており、朝食のひと時に落ち着くことができたと思います。比較的良い環境で宿泊しましたが、唯一辛かったことはシャワーです。給湯器が太陽光でしか発電しないため夜に入るとほとんどお湯が出ません。初日に私はそれを知らずシャワーを浴びると水しか出てこず冷たさに耐えながらシャワーを浴びたのを今でも覚えています。次の日から私は翌朝に入ることにしました。考えることは皆同じで朝から入るという人が多くなりましたが、中にはどうしても夜に入りたいのか、冷たい水を我慢してでもシャワーを浴びる人たちもおり、その忍耐力は凄いものだと思いました。テントの中での宿泊は簡易ベッドでしたが寝心地は悪くなく、エアコンがあるので快適ではありましたが、屋外なので夜のうちに蚊に刺されたのでしょう、翌朝体の何ヶ所か痒いところがありました。毎日そんな感じで過ごしておりました。
今回はローマ巡礼の宿泊事情について書きました。次回は日中のローマ市街での活動についてお伝えしたいと思います。そして近々今回のローマ巡礼の報告会を行いますのでよろしくお願いします。



