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みんなの結婚講座

第3回  人は神のかたどり

「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。」
結婚は人の営みです。それと同時に、神のご計画でもあります。
二人が結婚し、夫婦として成長していくことは、神と一緒にそのご計画を推進していることでもあります。
ここでは「人は神かたどり」という観点から、結婚に関する神のご計画を見ることにしましょう。
 
聖書によると、人間も含め、万物は神によって造られました(創世記1章)。
なかでも、人間については次のように記されています。
 
神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。」(26節)
神はご自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。(27節)
 
聖書の神は唯一の神ですが、神はご自分のかたどりである人間を男と女に創造されました。
唯一の神のかたどりだからと言って、人間を独りぼっちにはしなかったのです。
さらに、人間を創造された時に、神が「我々」と言っていることが気になります。
まるで、「男と女に創造された」という記述に合わせようとしているかのようです。
      ※なぜ「我々」なのか、ということについては諸説あります。
         それらの中に、「人が男と女の複数なので、神も『我々』と言っている」という説はありません。
神は唯一なのに、男と女に創造された人間が神のかたどりであるとは、どういうことでしょうか。
そこで、もう一つの創造物語を見ることにしましょう。
 
その物語にはアダムとエバが登場します。神は先ず、アダムを造ります。しかし、彼は独りぼっちです。
アダムを造られた後、神は言われます。
 
「人が独りでいるのは良くない。」(2章18節)
 
神は、さまざまな動物を造ってアダムのもとに連れて行きます。
しかしアダムは、自分に合うものを見つけることができません。
そこで神は、アダムのあばら骨からエバを造り、彼のもとに連れて行きます。
アダムは言います。
 
「ついに、これこそ、私の骨の骨、私の肉の肉。」(2章23節)
 
アダムは、彼女に対して、心の底から一体感を感じたのでした。
続けて、次のように記されています。
 
こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。(2章24節)
 
「二人は一体。」やはり、男と女は唯一の神のかたどりなのです。
 
愛である神は、その愛を分かち合うため、ご自分のかたどりとして、ご自分に似せて、人を創造されました。
それが、神のご計画なのです。
 
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